腸腰筋とは?
腸腰筋は一般的に、立っている時や歩いているときに使われる筋肉と言われています。また、立ち上がる時にもこの腸腰筋が使われます。
現代社会では長時間のデスクワーク、長時間の運転など、長い時間椅子に座った姿勢が続くために腸腰筋が縮こまり硬くなることで、姿勢が悪くなり、腰痛の原因になると言われています。
では、腸腰筋とはどこについているんでしょうか?
腸腰筋とは
以下の3つの筋肉から構成される筋肉の総称です。
1、小腰筋(しょうようきん)
2、腸骨筋(ちょうこつきん)
3、大腰筋(だいようきん)
<小腰筋>
大腰筋の中に埋もれていて、大腰筋の補助的な働きをします。
<腸骨筋>
大腰筋とは異なり、背骨に付着していない筋肉です。
主な役割としては足を上げる働きがあります。
<大腰筋>
大腰筋は背骨を安定化する働きがあると言われ、大腰筋が縮むことにより、姿勢が大きく崩れてしまいます。
姿勢が崩れるが故に、腰に負担がかかり、腰痛の原因になるとも言われています。
その他に大腰筋の主な役割として、股関節を安定させます。
股関節が安定することにより歩行時、よりスムーズに足を前に出すことができることがわかっています。
当社が大阪体育大学スポーツ科学学科の実験室で行った結果でも、当社製品使用後の大腰筋緊張緩和で、足上げ角度が変わるといった実験結果が得られました。
腸腰筋が縮こまり、硬くなると腰の骨が引っ張られ、腰に負担がかかります。また、歩幅が狭くなり足が重くなったように感じます。座りっぱなしが多い現代では、このような状態に陥りやすいため、これからご紹介する腸腰筋ストレッチを是非お試しください。
腸腰筋ストレッチ
初心者向け
膝をお腹につけるようにして引き上げます。お腹につけるように抱き抱えることで、臀部(お尻)やハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)の柔軟性が高まり鼠径部(そけいぶ)部にくっついている腸腰筋のストレッチになります。
ポイント
・写真のようにまっすぐな姿勢を保ちます。背中は丸めないようにしてください。
・抱えている逆の足が浮き上がらないように注意してください。
中級者向け
オフィスでも気軽に腸腰筋ストレッチができる方法をご紹介します。写真の通り、なるべく膝を伸ばした状態で片足を後方に引きます。そうすることで鼠径部にくっついている腸腰筋をストレッチすることができます。ちょっと長く座りすぎたなかな?って思った時などに是非お試しください。
ポイント
・写真のように膝をまっすぐ伸ばしましょう。
・背筋を伸ばし、背中が丸くならないように心がけましょう。
中級者向け
先ほどと同じくオフィスで腸腰筋ストレッチができる方法です。写真のように片足の足首を掴み後方に曲げます。デスクワークの合間に少し立ち上がって、やってみてください。
ポイント
・可能な限り足を後方に下げましょう。
・太ももの付け根部分がストレッチされている事を意識してください。
上級者向け
フォームローラーを使った腸腰筋ストレッチ方法です。フォームローラーを鼠径部から太ももにかけてゴリゴリ動かすことで大腿四頭筋(太もも)や腸腰筋の筋・筋膜を緩めることができます。写真の通り男性でも結構ハードなストレッチ方法ですが、ストレッチと合わせて体幹も鍛えられる優れものです。時間と場所がある時には是非お試しください。
ポイント
・股関節の付け根までゴリゴリとフォームローラーをゆっくり動かします
・勢いをつけるのではなく、一定の圧力をかけて行うようにしてください。
当社の大腰筋緊張緩和ベルトヨーツナー太もも用は、場所や時間が取れない仕事中や家事の合間でも手軽に鼠径部から太ももにつながる大腰筋とその周辺の筋肉を効率よくストレッチすることができます。一日30分〜1時間の着用で腰をスッキリしませんか?
←ヨーツナーを巻くライン
フォームローラーのように圧力をかけてくれる指圧体
腸腰筋は骨盤と太ももをつなぐ、体の中心の筋肉です。体の調子に合わせて腸腰筋のストレッチを心がけることで、柔軟性を保ち、意識せずともスムーズな歩行ができるようになります。
自分の体を知ること。
それが無理をせず、あなたの本来の能力を引き出す最大のポイントです。